ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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もっと知りたい曾我蕭白 生涯と作品 を読んだ。


もっと知りたい曾我蕭白 生涯と作品
(和書)2017年07月15日 00:57
狩野 博幸 東京美術 2008年4月15日

 子どもの顔が全く可愛くないと言うか、何とも言えない表情だと思った。なんというか、無性にぶん殴りたくなるような顔の子どもばっかりだった。
 後、仙人も化物みたいだった。女性なども美しいのだが、寄り目が多くて怖かった。
 だが魅力的な絵だとも思った。解説によると、とても細かくて手が込んでいるらしい。拡大写真や実物を見ればより細かい所も見る事が出来るのだろうか。
 漢画の題材によく使われたらしい中国宋時代の詩人、林和靖(りんなせい)は、鶴や梅を愛していたというエピソードがあった。
 また、武士が好んだ題材で、鷹が鶴などに襲いかかる絵もあった。
 牧童と牛を描くのは、中国宋時代から始まった禅の考えからきており、「十牛図」として知られているらしい。牧童と牛がどうして禅になるんだろう。
 はは鳥(ちょう)という鳥が枯木に留っている絵もあったが、このはは鳥というのはwikiによるとハッカチョウという鳥だそうで、中国当たりが生息地らしい。日本には棲息していないと書かれていた。
 他にも有名な絵の題材らしい、『竹林七賢図』もあった。世俗を嫌って竹林に引きこもった七賢人が仲良く暮らしていたのだが、仲違いして二人出て行ったらしい。
 P55の『中国東晋時代、永和9年(353年)3月3日、書聖・王ぎしが蘭亭に文雅の士41人と会し、曲水に盃を流して詩を賦し、詩ができなければ罰として酒盃を傾けた故事』
が題材になったものがあったが、これって平安時代とかにやっていた曲水の宴の元ネタかと思った。
 題材では、P61の『三酸図屏風』で、儒教、道教、仏教を代表する人物が同じ桃花酸をなめ、その酸っぱさに眉をひそめる場面を描いて、形は違えども三教の目指す所は一致すると教えるというのも面白いなと思った。これ、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教でこういう考え方をすれば良いのにと思った。
 P83の『虎渓三笑図』は
『中国六朝時代。盧山で修行を積んでいた恵遠(えおん)のもとを、尋ねて来た友達二人を送る際、決して虎渓から先へ出ないという自分への戒めを忘却し、不覚にも虎渓を渡ってしまい、三人ともに大笑いした』
という故事が元になっているそうだ。
 これらはどれもメジャーな題材だったそうだが、曾我蕭白はどれも他の画家が描いているのとは違った少しひねくれた構図で描いているようだ。
 面白いエピソードだなと思ったのは、P65の『伯顔図(ばやんず)』だ。
『伯顔はフビライの功臣。その高潔さが称された人物である。南宋を平定して北へ帰還するとき、彼の手にはたったひとつの略奪物もなかった。あるのは、梅関を渡るときに手折った一本の梅の枝のみ。』
だったそうだ。本当にそうだったかは知らないが、イイハナシダナーとおもった。だが略奪物がなかったらどうやって生活したり、給料を払っていたのだろうとも思った。給料はフビライから充分に貰っていたんだろうか?
 後、若冲の涅槃図で何で大根が仏なのかと思っていたのだが、P71
『釈迦が大根として描かれているのは、どこを切っても真っ白な大根は仏家では「仏」として捉えられたため』
なのだそうだ。
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