ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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『口語訳 古事記―神代篇 』を読んだ。


口語訳 古事記―神代篇
(和書)2017年05月17日 23:51
文藝春秋 三浦 佑之

 面白かった。それに大変に分かりやすかった。ところどころ作者のツッコミ入りなので、それも面白かった。例え方もジブリの天空の城ラピュタがでてきたりと親しみやすかった。
 最初のヒルコの話は、古事記では女性から先に誘ったから子づくり失敗したとあったが、この本の注釈だと、兄妹との結婚というタブーを犯したために、罰を受けたり不具の子が生まれたりすると語る例も多いらしい。兄妹の結婚で人類が誕生したと語る神話は世界的に語られるパターンなのだそうだ。
 ゲームや漫画でよくでてくるアメノトリフネも結構初期に生まれた神様だった。イザナギとイザナミがいたころ、イザナミがヒノカグツチを生む前の前くらいの子だったので。
 アメノトリフネはここだと鳥の如くに空翔る舟の神とあったり、注釈にも宇宙船のようだとあった。本当に中二な神話だったんだなあ。この神様は大国主の国ゆずりのときにもでてきた。
 国ゆずりとあるがほとんど強大な武力で有無を言わさず譲った事にされた感じにしか見えなかった。タケミカヅチが武力で圧倒して譲らせたようだが、そのときに一緒にいたのがアメノトリフネなので、タケミカヅチはアメノトリフネに乗って来たのではないかと思う。また、彼らがやってきて責任者を出せと言ったときに、大国主が、
「息子のヤヘコトシロヌシは今、美保の岬にいるのでいません。」
と言ったら、タケミカヅチがアメノトリフネをそこにつかわして、連れて着たとあるので、やっぱり舟っぽいと思う。
 まつろわぬ神々の名前もいろいろでてきた。登美に住むナガスネビコ(トミビコ)が、天皇の兄のイツセを強い矢でい殺した話もあった。注釈によると、現在の奈良県西部の地名にあり、彼はこの地方の豪族で、脛の長い男の意か?とあった。彼には妹?のトミヤビメがいたようだが、ニギハヤヒに戦で負けて、彼女も彼の妻になったようだ。生んだ子ウマシマヂの子孫は物部の連、穂積の臣、釆女の臣など出世しているようだが、なんか可哀想だなあ。
 ナガスネビコというのを聞いて、手長足長の話を思いだした。ついでに手長という妹は、ホラーゲム0にでてきた、手を引き延ばされた巫女を思いだした。
 古代では男性の方が政治を司り、女性の方が神事を司っていたようで、邪馬台国の卑弥呼が占いをして、兄がそれを伝えていたという政治体型はその典型らしい。
 エウカシとオトウカシという兄弟も敵役ででてきたが、弟が兄を裏切ってちゃっかり仲間になったようだ。
 同じく漫画やゲームやサッカーでおなじみの八咫烏もでてきた。八咫というのは大きいという意味で大きい鴉の意味のようだ。
 賢いのではあろうが、強い奴には酒を飲ませてだまし討ちというパターンが多いなと思った。
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