ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫 や 39-3) を読んだ。


吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫 や 39-3)
(和書)2017年04月05日 23:58
柳 広司 角川書店(角川グループパブリッシング) 2009年9月25日

 イギリスのロンドンで精神を病んでしまった夏目漱石が、自分がシャーロック・ホームズだと思い込み、ワトソンと一緒に事件を解決しようとするという内容だった。
 面白かったんだけれど、個人的に好きだったアイリーン・アドラーが不幸な最後を遂げたという設定になっているのが可哀想だった。息子だけは生き残ったので良かったが。
 後、アイリーンの妹キャスリーンは、姉から息子を託されていたはずだが、その息子はどうなったんだろうかと思った。同じく幼い息子を亡くした貴族の夫婦が面倒を見てくれてたりするんだろうか。そうだったら良いなあ。そうしたらキャスリーンも、行き先が南アフリカなのでこれから微妙ではあるが、今の所幸せになったし、ハッピーエンドになるので。
 キャスリーンがつけていた白ジャスミンの香水は、モデルがあるのかなとググってみたら、そのままズバリな名前の、ホワイトジャスミンというウッズオブウィンザーの香水がでてきた。後、彼女はいつも紫のドレスを着ているようだ。コントラルト歌手だった姉と同じく低い声らしい。
 今回も絵がでてきた。P128に、ドラローシュのロンドン塔の王子達の絵が紹介されていたので、これもググってみた。シェークスピアの『リチャード三世』だったかに出てきたので、先に読んでおいて良かったと思った。
 この絵と一緒に、白いドレスを着て白いハンカチで顔を覆われた若い女性が今にも処刑されようとしている絵もでてきた。これは政権あらそいに巻き込まれてロンドン塔で処刑された王女ジェーン・グレーをイメージしたんだろうか。エインズワースの『ロンドン塔』の小説もあるそうだ。
 アフリカの戦闘民族であるズールー族の若者がでてきたが、彼の行動力がスゴかった。なんせ盗まれた部族の秘宝を探してアフリカからイギリスまでやってきて、英語が話せなくても自力で犯人も見つけ出すのだから。幾多の危険にあったらしいが、これも一冊の小説に出来そうだと思う。民族衣装とか、白いフクロウを飼っているというのもカッコ良かった。
 夏目漱石がどこまでも可愛かった。萌キャラをそのまま男性にした感じだった。ググってみるとこの時もう結婚して子供もいたようだが、イギリス人女性に恋してる場合かと思った。彼の友人の正岡子規のエピソードもあった。
 クラレットと呼ばれる、赤のボルドーワインもでてきた。
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