ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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野性の思考を読んだ。



野生の思考
(和書)2016年12月24日 16:04
1976 みすず書房 クロード・レヴィ・ストロース, 大橋 保夫

 やっと読み終わったー。難しかったが、先住民などの面白いエピソードも沢山あったのは良かった。 
 性的接触のことを、「食べる」と表現することがあるが、これは世界各国、先住民族の間でも同じだというのが面白いなと思った。
 後、トーテムとかいうことについて色々語られていた。P205のイラストにある、クラン別によるオセージ族およびオマハ族の少年の髪型で、クランとかいうのに合わせて髪型が違うのだが、6番の『狼の毛深い横腹』という髪型が、ディズニーのポカホンタスにでてくるネイティブアメリカンの髪型にそっくりだった。ポカホンタスのシーンにも、狼の精霊みたいなのがチラッとでてくるし、彼らは狼に関係するトーテムを持っているという設定だったんだろうか?そもそもどこの部族をモデルにしているかは知らないが、トーテムのことも考慮に入れて髪型まで考えていたんだろうか。
 トーテムというのはあんまりよく分からなかったが、どうやら生まれた時の誕生日占いというか、げんかつぎみたいなのをエスカレートさせたもののように感じた。占いで、動物占いというのがずっと昔に流行ったが、それにもちょっと似ているなと思った。
 トーテムには動物や植物や西洋人の持っている匙などもあるのだそうだ。昔からある伝統的な物ばかりでなく、新しい物もトーテムになるというのが面白いなと思った。部族によっても違うが、トーテムに関する物を口にしてはいけないとかいう決まりもあるというのが分かった。
 芋を主食にしている原住民は、芋の種類が混ざらないように配合させないように注意しているというのも面白いなとおもった。
 だが、少しは配合させたほうが、強い品種になる可能性もあるのでやった方が良いのではないかとも思ったが、芋は人と同じくらいに大事な物らしいので、理屈ではないのだろうなあ。
 芋の栽培で育てるのがうまい人は、周りの人から
「こっそり芋を盗んでいる。」
「自分たちの知らない間に魔法を使って芋を移動させている」
みたいに言われるのはあり得ないなと思ったが、西洋でも、小麦の収穫が周りの人より多い人は、
「彼、あるいは彼女は魔女で、我々の小麦を盗んでいる」
みたいな言い方をされていたらしい。著者によればこれも野性の思考の一つだと言いたいのだろうが、ただ単に性格が悪いだけではないだろうか?自分たちよりも努力した、あるいは栽培がうまいからとは考えないんだろうか?ひねくれているなあと思う。
 内容は、普通に面白かった。
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