ゆとり日記

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「ピーターラビット」の丘から―ビアトリクス・ポター (名作を生んだ作家の伝記)を読んだ。



「ピーターラビット」の丘から―ビアトリクス・ポター (名作を生んだ作家の伝記)
(和書)2016年11月04日 00:28
スピーカー・ユアン マーガレット 文溪堂 2006年12月

 相変わらず彼女の両親がウザかった。彼女が40歳になってもいちいち結婚に反対していたようだが、それは娘に自分たちの看病をさせるためじゃないかと思う。お前らお金持ちなんだから看護婦でも雇えよと思った。娘の善意につけ込み過ぎじゃないだろうか。
 だが、彼女は絵本が成功して自立できるようになって良かったなと思う。両親はともかく、弟や家庭教師や友人達など、彼女の事を応援してくれる人が周りにいたのが良かった。
 彼女の絵本は飛ぶように売れ、コナンドイルも彼女の絵本を買ったらしい。
 イギリスでは1882年に既婚女性財産法が制定されるまで、結婚した女性はそれまで持っていた財産を全て取り上げられ、女性の持っている物は全て、自分のお金で買った土地でさえ結婚すれば夫のものになり、夫は妻が結婚前に持っていた家も売ることができ、売ったお金を妻に渡す必要もなかったらしい。とんでもない法律だなと思った。1918年になってから一部のイギリス人女性に制限付きではあるが選挙権が認められるようになったらしい。だが女性が大学の授業を受けられるようになってからも卒業しても学位は与えられなかったし、大学で教える事も禁じられていたのだそうだ。
 これだったら、同じ時代のアジアの方がまだ女性に対して優しかったんじゃないだろうか?
 こういう国でその時代に成功できたのだから、本当に才能があり、なおかつ努力もし続けていたんだろうなあ。
 エピソードの中では、P117にある話が良いなと思った。
 第二次世界大戦中に、ビアトリクスの農場に夏のキャンプにやってきた都市部のガールガイド(ガールスカウト)の女の子達がいたのだが、戦時中で食糧が不足して満足に食べていないというので、お腹いっぱい食べさせたいと、新鮮な牛乳や卵、自分の羊の新鮮な肉も与えた。何とかお礼をしたいと考えた女の子達は、ビアトリクスの77歳の誕生日が翌日だと知って、絵本の動物達の格好をしてお祝いを言いにいった。というものだ。大喜びしたビアトリクスはお返しにサイン入りの絵本をたくさんプレゼントしたそうだ。
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