2016.10/10 [Mon]
新装版 螺鈿迷宮 (角川文庫) を読んだ。
新装版 螺鈿迷宮 (角川文庫)
(和書)2016年10月10日 23:41
海堂 尊 角川書店 2013年7月25日
チーム・バチスタシリーズのサイドストーリーらしい。連続ドラマ化もされたのだそうだ。
内容は、影で怪しい事をやっているという噂のある終末医療施設に、調査のために潜り込む事になった男性が主人公で、あんまり似ていない双子の美人姉妹の医師や、何かと言うと戦争時代の体験を自慢げに語るおじいちゃんの医師や、いつも失敗ばっかりしている看護士の女性などに振り回されつつ、調査をしていくとものだった。
話の中で印象に残ったのは、そのカタツムリのような不思議な形の病院が、地元の子供達の間でも有名で、一種の都市伝説として、カタツムリの触覚が虹色に輝くときがあると語られる話と、螺鈿細工の部屋に美女が眠っているというシーンだ。子供達の都市伝説は、螺鈿は虹色に輝くので、噂だけではなかったんだなあ。
チーム・バチスタシリーズの方を読んでいたら、より面白かったんだろうなあと思う。
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