ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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『リア王 』を読んだ。


リア王
(和書)2016年08月22日 01:38
1967 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存

 読んでみて思ったんだけれど、リア王ちょっと怒りすぎじゃないか?訳の分からない事で理不尽に怒り出すので、個人的には娘達に見放されて老人扱いされてもしょうがないんじゃないかと思うのだが。
 訳が分からないのは、末娘のコーデリアを一番可愛がっていたらしいのに、姉二人が自分の事をお世辞で褒めそやすのに気を良くして、末娘の彼女が口下手でうまく言えずにいたらなんか必要以上に怒り出していたところだ。
 そして、領土の内で姉二人で山分けさせ、末娘には結婚のための持参金も出さないというのも、娘が可哀想だなと思う。
 その後リア王、上の娘達に一緒に暮らす事を拒否られて、その後に末娘のお世話になるのだが、末娘のコーデリアはこの短気な父親のために姉二人を相手に戦争をして、最後は負けて死んでしまっていた。
 リア王もショックを受けて最終的に死んでしまったようだ。
 姉二人がリア王と一緒に住むのを何とかお断りしているシーンを読んで、なんか、昔も年老いた親の世話をしたくないみたいな、老人介護問題みたいなのが会ったんだなあとも思った。
 リア王もリア王で、娘達が自分たちの家に、リア王とその家来を100人も連れてくるのは迷惑だから、家来の数を減らしてくれと言っているのを聞き入れれば良かったのに友思った。プライドが邪魔してイヤだったんだろうか。
 確かに、自分の屋敷に自分たちの家来や召使いくらいに数多くの家来を引き連れてきたら、食費もかさむだろうし騒がしいだろうし、もし反乱でも起こされたらでもと思っていろいろ大変だろうと思う。リア王も、娘達夫婦の迷惑を考えなかったんだろうか。ちょっとワガママじゃないかと思う。しかもすぐに怒り出すし。
 娘達も、老人で父親である彼を嵐の中で放り出したりしていたのでどっこいどっこではあろうが。というか、こういう性格も父親に似たんだろうなと思った。
 コーデリアは、フランス王に見初められて結婚していたが、戦争で負けたフランス王はどうしているんだろうかとも思った。とっくに殺されたんだろうか?フランス王も、親子喧嘩に巻き込まれて大変だなと思った。
 このリア王には元ネタがあるそうで、一番最初の『原リア』では作者不明らしいが、コーデリアとリア王は死なないで王位に戻るというハッピーエンドなのだそうだ。
 他にも影響を受けていたといわれている話は、ホリンシェッド『年代記』、スペンサー『フェアリー・クイーン』、ヒギンズ『君主のための鏡』、シドニー『アーカディア』、ハースネット『宣言』、モンテーニュ『随想録』などらしい。
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