ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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『夏の夜の夢・あらし 』を読んだ。



夏の夜の夢・あらし
(和書)2016年08月14日 00:54
1971 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存

 「夏の夜の夢」はシェイクスピア作品の中で一番短く、「あらし」はシェイクスピアの最後の作品だったらしい。その後に作られた「ヘンリー八世」は、これは未完だったのをフレッチャーが補筆完成したと言われているそうなので、「あらし」が最後らしい。
 「あらし」は、ハッピーエンドで終るし、魔法使いとか使い魔だとかでてきて派手なので、映像化したら楽しそうだろうなあと思う。
 島流しにあったミラノ公プロスペローが、そこで娘と一緒に暮らし、自分を追い落とした敵の船を魔法で沈めて島におびき寄せて酷い目にあわせるが、敵の息子と娘が恋に落ち、全員と仲直りとはいかないが解決して終るという話だった。
 彼を島流しにした人達も悪いとは思うが、プロスペローも政治を放ったらかして部屋に引きこもって本ばっかり読んでいたようなので、それはそれでどうかと思った。それでも民衆には愛されていたらしいが、本来の仕事を真面目にしないでよく慕われていたものだなと思う。
 最初の嵐のシーンで、貴族達が大騒ぎして船長を呼び出し、
「お願いです。下に降りていて下さい。」
と言っている忙しい水夫の邪魔ばっかりしていたのが印象に残った。ただでさえ嵐で忙しいのに、全員を呼び集めろなどと空気の読めない事を言い出し、しかもそれに従わなかったら、自分たちの身分を知っていて言ってるのかみたいな事を言っているので、本当に、沈むべくして沈んだなと思った。
 登場人物の中ではゴンザーローという老貴族が一番ましだった。彼は島に流されても、そこで良い所を見つけようとしていたので、性格も前向きだなと思った。
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