ゆとり日記

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華宵のおしゃれ教室―麗し乙女のロマンチック・バイブル (らんぷの本) を読んだ。



華宵のおしゃれ教室―麗し乙女のロマンチック・バイブル (らんぷの本)
(和書)2016年08月14日 00:31
2007 河出書房新社 弥生美術館, 松本 品子

 高畑華宵の絵とともに、大正から昭和初期頃の女性の風俗がいろいろのっていた。
 当時は、化粧や肌の手入れをする事は当然の礼儀だったらしい。昔の女性はおしゃれにも気を抜けないから大変そうだなと思った。
 紫外線をさけるのに、黒や赤などの濃い色の日傘が良いみたいな知識は当時既にあったそうだ。
 昔の女学生には、切手言葉や傘言葉というのがあり、切手の貼り方や傘の仕草に意味があったそうで、P47で、「柄を肩にかけたのは我かんせず、わたし知らないわという意味」「パッと開いて頭上にかざせば、あなたのためには水火もいといませんという絶対信頼の意」「両方の手で持てば、わたしあなたが大好きよ。」「ステッキのように持ったのは、あなたなんか大嫌い」「靴の先を叩くのは、顔を見るのも嫌」「先の方を持つのは、殴るぞ」という意味らしい。
 当時学校に行くのは良家のお嬢様ばっかりだからだろうが、女学生達でもルビーやアレキサンドル、ピンクサファイヤ、真珠、ダイヤモンドの指輪を持っていたらしい。スゴいなあ。後、大正から昭和初期のエンゲージリングは、カマボコ型で、男女で指輪を交換していたらしい。
 当時の令嬢は、戯曲類や源氏物語、夏目全集、菊池寛(受難華、陸の人魚)、谷崎潤一郎、久米正雄、岡本綺堂(半七捕物帳)、白蓮(几帳のかげ)、白秋、啄木、浪六、有島武郎、吉田絃二郎、シェークスピア(ハムレット)、メーテルリンク(青い鳥)、ゲーテ、ゾラなどを読んでおり、女学生も漱石の坊ちゃん、有島武郎の生まれいづる悩み、記平正美(小さき者へ)、啄木、八十、藤村、阿部次郎、日本の古典文学などを読んでいたそうだ。
 昔の恋人同士の呼び方は、アベックとばっかり思っていたが、この時代にはもうカップルという言葉があったというのも驚いた。
 P120の、デパートの隠語が面白いと思った。例えば、三越では
ゼンシュ→客
キザ→食事(食堂)
キンジルシ→万引監視人
キンザエモン→万引
エンポウ→便所
チウサン→美人
ウロコ→ひやかし客
コンジルシ→婚礼支度の客
で、数字は「ショウ(1)ノ(2)ミ(3)エ(4)サ(5)ル(6)トコロ(7)ヲ(8)カイ(9)ケイ(10)」で、「正の見えざるところを会計」と覚えていたそうだ。
 また、松坂屋にも似たような隠語があり、
オナリ→客
ブンジ→頭または帽子
キザ→食事
シンカク→大便所
レーホ→小便所
将の字→女
内将→上等の女
エナ将→下等の女
ノの字→男
キウシキ→老人
キノメ、ノケ→万引
フジ→三越
モッコウ→松坂屋
カシワ→白木屋
神明下→伊勢丹
ギンテ→松坂屋銀座支店
だったらしい。今も昔も業界用語ってあったんだなあ。後、こういうのは今でも使われてたりするんだろうか?とも思った。
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