ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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『月に吠える―萩原朔太郎詩集 』を読んだ。



月に吠える―萩原朔太郎詩集
(和書)2016年08月03日 00:20
1999 角川書店 萩原 朔太郎

 萩原朔太郎も、なんとなくカフカと同じような感じがする。どちらも裕福で恵まれた環境で育っているが、繊細すぎるという点で。
 国語の教科書に載っていた、「竹」のイメージで健康的で健やかなイメージがあったんだが、他の詩を見てみるとそうでもないことがわかった。むしろ、この「竹」みたいな元気で健やかというよりも、繊細でロマンティックなイメージなのが多い気がした。後、雲雀(ひばり)料理と汽車がでてくる率も多いように感じた。
 詩集の題名がいちいち良いなと思う。「月に吠える」「青猫」「蝶を夢む」「氷島」「宿命」などがあった。
 この詩の中では、「宿命」の中にある「死なない蛸」というのが、どことなく不気味で印象に残った。内容は、水族館の隅っこにある苔むして忘れられた水槽の中に蛸がいるのだが、その蛸がエサを持ってくる人がいないので飢えて、自分の足を一本づつ食べ、足がなくなったら体を少しずつ食べていき、ふと思いだした従業員が水槽を覗いた時には何もなくなっていたというものだ。だが、この蛸は魂?のような存在になっても生きており、存在しているみたいな感じだった。小泉八雲のこおろぎにも似たような話があったなと思った。
 詩というより文章みたいな、短編集っぽい感じの作品だった。
 作者は、学校を受験したりやめたりを繰返していた。後、マンドリンを買って習っていたこともあったそうだ。
 彼は、夫婦でダンスに夢中になって自宅でダンスパーティーまで開くが、妻の稲子が家事を顧みなくなって最後は離婚したそうだ。
 彼には4人の妹と1人の弟がいたらしく、本人も含めて美形の一家だったらしい。その中でも2番目の妹ユキがとても美しかったらしく、彼は彼女に理想の女性を見ていたらしい。だが結婚では結局失敗したらしい。
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