ゆとり日記

 今日あった事や、アニメやマンガ、本や映画、落語の感想などをネタバレで書きます。

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『ロミオとジュリエット 』を読んだ。



ロミオとジュリエット
(和書)2016年07月18日 01:31
2000 新潮社 シェイクスピア, 中野 好夫

 この話を読んで思ったのは、ロミオの方が最初は別に好きな人がおり、そのロザラインが全然振り向いてくれないので、友人が別の女性に目を向けさせようとキャピレット家のパーティーに一緒に行ったというのが初耳だった。ロミオ、ジュリエットに出会う前はロザラインロザライン言っていたのに現金だなあ。突然の心変わりに、僧ロレンスもあきれていたのが笑った。
 作中に出てきたマンネンロウとかいう花はローズマリーの事らしく、「忘れずに」という花言葉から結婚式や葬式によく用いられていたのだそうだ。キャピレット家の人達にとっては気の毒だが、結婚式に用意した花がそのまま葬式に使えるのはちょうど良かったなと思う。
 あんまりだと思ったのは、キャピレット家の主人だ。ジュリエットの父親でもあるのだが、大好きないとこが死んでショックを受けている娘に、一週間も立たないうちに結婚式を挙げさせようとするのだから無神経すぎる。しかも、娘が嫌がっているのに、きっぱりと拒否したら我が侭だとか親不孝などと頭ごなしに怒鳴り散らすのだから。少しは彼女の言い分の聞いてやる心の余裕はなかったんだろうか。ここで彼女の言い分を聞いていれば、何もかもうまくいっていたかも知れないのに。
 パリスもパリスで、ジュリエットが自分の事を好きだと思い込んでいるらしいのがお目出度い。態度を見れば、気が進まないのも分かりそうなものなのに、頭が悪いんじゃないかと思う。それともジュリエットと結婚する事しか考えていないから、肝心の彼女を見ていなかったんだろうか。
 最後は、ロミオとジュリエットと、後、ジュリエットの事を好きだったパリスとかいう青年もなりゆきで死んでしまい、モンタギュー家のロミオの母親で主人の妻も亡くなってしまったが、モンタギュー家とキャピレット家はそれがきっかっけで仲直りし、モンタギュー家がジュリエット姫の像、キャピレット家がロミオの像を作ろうとか言い出して、それで終った。
 バッドエンドではあったが、普通に面白かった。特に、キャピレット家の主人が、娘に暴言を吐いていたので、その愛娘が亡くなってショックを受けたのにはザマアと思った。
 ロミオとジュリエットも一緒にあの世へ行けて良かったと思う。ロミオの友人マキューシオも一足先に待っているであろうし。だが、パリスは天国でも居場所がなさそうだなと思った。
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