ゆとり日記

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名刀伝説 (Truth In Fantasy)を読んだ。

名刀伝説 (Truth In Fantasy)名刀伝説 (Truth In Fantasy)
(2004/10)
牧 秀彦

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名刀伝説
(和書)2015年04月14日 23:23
2004 新紀元社 牧 秀彦

 能や狂言、歌舞伎、文楽に出てくる有名な刀を、物語を交えて紹介してくれるというものだった。最初は古事記や日本書紀に出てくる草薙の剣などや十握の剣が紹介されていた。歴史上の人物が愛用していた刀もあった。
 いろいろな物語を知る事が出来て良かった。また落語の中の刀の話もあった。
 この中ではやはり源頼政の獅子王の太刀が良いなと思う。おじいちゃんが頑張っているというのも良いし、彼は負けて自害してしまったが、これをきっかけにして源氏が立ち上がったので、その死は無駄にはならなかったというのも良い。彼や獅子王が出てくる作品は、軍記ものでは『源平盛衰記』『平家物語』、能では『鵺』、歌舞伎では『玉藻前』だそうだ。
 薙刀の種類に、巴型と静型というのがあるのも初めて知った。厚くて反りが深く、短めの巴型の方が勇ましいゴツい作りで、静型は細くて長い感じだった。
 太郎太刀と次郎太刀の持ち主は、真柄十郎左衛門・十蔵の親子で、本当に刀身だけで150cmくらいの大太刀を振り回して戦っていたらしい。『信長記』にその逸話があるそうだが、それによると彼らは浅井、朝倉勢について、信長の軍勢と戦い、しんがりを務めて玉砕したそうだ。
 挿絵もなんか良いなと思った。イラストレーターは4人いるようで、表紙を描いたのは鈴木康士で、中身は有田満弘、添田一平、シブヤユウジが、それぞれ描いているようだ。
 特にP55の手水鉢切りの名刀の絵がカッコいいと思った。之が出てくる作品は、歌舞伎、文楽の『梶原平三誉石切』だそうだ。
 P161の『南総里見八犬伝』の村雨丸をもった犬塚信乃の絵もカッコ良かった。女性用の柄物の着物をきた美少年が刀をもってるというのがなんか良い。
 新撰組の近藤勇や土方歳三の愛刀も紹介されていた。
 土方歳三は名刀マニアで、和泉守兼定の差し添えに、堀川国広を帯びていたのだが、堀川国広は刀身は1尺9寸5分でわずかに2尺を下回るため、分類上は一応脇差しというものになるものの、刀と比べてもほとんど遜色がないそうなので、土方歳三はこの刀を脇差しというより、兼定が万が一折れたときのスペアとして帯びていたのではないだろうか?とあった。同じ理由かは知らないが、近藤勇の脇差しもそれ以上に長かったそうだ。二人とも実戦志向だったんだなあ。
 この本によると、司馬遼太郎が『新撰組血風録』と『燃えよ剣』を書くまでは、新撰組は悪役だったのだそうだ。
 また新撰組の知名度を高めた作品は子母沢寛の『新撰組始末記』(1928)、『新撰組遺聞』(1929)、『新撰組物語』(1931)の計3冊なのだそうで、私は全然知らなかったが特に有名らしい。
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ブログ村トーナメントから来ました。

3位ご入賞おめでとうございます!

この本は読んでみたくなりました。
ご紹介ありがとうございました。
  • posted by シロート・モネ 
  • URL 
  • 2015.04/23 13:29分 
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