2014.12/31 [Wed]
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)を読んだ。
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アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
(和書)2014年12月31日 23:37
カガノミハチ 集英社 2012年5月18日
古代ローマの文化とか兵隊の事についても学べていいなと思った。今回は有名なトレビアの戦いだった。名前だけで、実際にはどういう戦いだったのかは知らなかったので、この漫画で知る事ができてよかった。今の所ハンニバル無双だが、スキピオが育ってきたらそうもいかなくなるんだろうか。
ローマの兵士で、ハスタティというのは『第一戦列兵。主に若年者や新兵で構成される。』そうで、プリンキペスは『第二列。戦闘に熟練した青年。』トリアリイは『最後列。古参の兵。』なのだそうだ。
1スタディオンは、約180メートルだそうだ。
ガリア人は体格も良くて強かったそうだが、それでもこの隊列で持久戦で打ち勝つ事が出来、古参兵の最後列トリアリイの出番が来る戦いがほとんどなかったのだそうだ。やっぱりローマすごいなあ。
マハルバルという人が出てきたのだが、彼は洋画で言う所の面白黒人枠っぽかった。彼の事をググってみたら、
「ハンニバル、あなたは戦争に勝つ術を知っていても、勝利を活かす術は知らない(Vincere scis, Hannibal; victoria uti nescis)」
とかいう事を言ったらしい。漫画の中の彼はこんな知的な事を言う人には見えなかったのだが、これから知的になっていくんだろうか?
ローマの、ガイウス・フラミニウス・ポネスという平民出身の政治家がいたのだが、彼が出てきたと思ったら次の話であっさり死んでしまったのが残念だなと思った。政治家としても軍人としてもすぐれてそうだったのに、相手が悪過ぎたなあ。
一方その頃ハンニバルは、不衛生な泥沼を4日もすすんでいる内に片目をやられてしまったそうだ。
作者は、ファビウスが大好きなのだそうだ。
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